- TOP
- スタッフブログ
スタッフブログ
海外で英語の文法と発音はどちらが大事か?大事な理由は?2017.11.4
英語を勉強していると、文法と発音の両方を学ぶので一体どちらが大事なのか、どちらを重要視して勉強すればいいのかとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は文法と発音の意義と重要性についてお話しいたします!
文法が大事な理由
実は日本語と英語とでは、言葉の仕組み・文法が、まったく異なっています。このため、日本語をそのまま英単語に直していってもきちんとした文章にならないようになっています。留学中はなにかと文章を書く機会が多いですから、せめて中学生レベルの文法はきちんと理解しておくことが必要です。
学校や色んな場所に書類を出す時や、先生にメールで連絡をする時、単位をもらうために必要な宿題を出す時ににちゃんとした英文を作れないとかなり困ってしまいますからね。日本に置き換えて考えてみると、日本語がめちゃくちゃで意味不明な書類やメールはどこも受け取ってくれない・返信をしてくれないというのと同じです。
一方、スペルミスは誰にも起こり得ることなので、多少の間違いは許される場合もあります。
ネイティブも、スペルミスは日常的にやってしまうことがあります。ネイティブも大学のレポートや仕事の書類には、PCにスペルミスや文法ミスを直してくれるスペルチェッカーを入れて、間違いのないように文章を書いてます。
逆に言うと、それだけスペルミスがないように気をつかっているということでもあるので、重要な書類の場合はやはりマナーとしてスペルチェックをする習慣を身に着けた方が良いことには違いありません。
まったく文法がわからないよりは、少しでも文法について勉強しておいた方が留学後の英語の覚えも早く、まったく理解ができないことから来る不安も少なくなりますから、そういう点でも文法の勉強は必要です。
どうしても文法に自信がない、と言うときには、先述したネイティブも使っているGrammarlyなどの文法・スペルチェッカーを使うのも手です。コツは、間違いだと言われた部分がなぜ間違っていたのかをよく考えながら直すクセをつけることです。HiNativeなどのネイティブに文章を見せて質問したり直してもらえる言語学習アプリを使うことでも、文法の勉強ができます。ただし、これらは結局はアプリなので、これで完璧ということはなく、間違いもゼロにはなりませんが、文法は勉強したてだという人には心強い味方になるはずです。
発音が大事な理由
これは日本語でも言えますが、発音さえちゃんとしていれば単語は伝わります。逆に言うと、発音が間違っていると相手に自分の言っていることが伝わらず、相手を不安にさせたり聞き疲れさせたりすることにもなります。
発音を間違えると言いたいことが伝わらないし、最悪の場合、思ってたのと全く違う意味の単語を言ったと理解されて相手を怒らせてしまう事にもなりかねませんから、非常に重要です。
日本人はR,F,V,THの発音が苦手とされていますね。確かにこれらは日本語にはない発音なので、かなり意識して使わないと最初は難しいと思います。
日本には日本英語と言われるような英語が氾濫していますので、そこも注意した方がいいでしょう。ひとつの例を挙げてみますと、COSTCOというアメリカから来たメンバー制の大きなスーパーマーケットがありますが、日本ではコストコと呼んでいますけど、アメリカではコスコと呼んでいます。真ん中のTは発音しないんですね。アメリカでコストコと言っても誰もわかりません(笑)そういった日本英語がたくさんありますから、そのことも頭に入れておいた方がいいでしょう。
筆者が英会話を習いだした時の経験を紹介しますと、筆者は最初きちんとした英語を話そうと神経質になるあまり、文法をひとつも間違えないようにしなければと考えてしまっていましたが、そうするとしゃべるのが怖くなり、結局あまりしゃべれず苦労していました。あまりしゃべらないと話す相手も不安そうに見えて、その場に居づらい雰囲気になってしまうこともありましたね。
そこで筆者は、文法よりも発音重視で、相手に聞き取りやすくすることを心がけて会話をするようにしてみました。そうするとなんとなく言いたいことが伝わるようになり相手と意思疎通ができている!という実感を得ることができるようになりました。
そうやって会話をしていくうちに、長めの文章もしゃべれるようになりだんだんと英語で話すことに対する不安感がなくなっていきましたね。
文法は書いたり読んだりするときには無視することはできませんが、まだまだ英会話を学びはじめの時にはあまり神経質になると逆効果になることもあります。恥ずかしがらずに勇気を出して発音を意識して話しかけてみるのがいいですね!
どうしても心配だ、と言う場合にはネイティブが使っているお決まりのフレーズをいくつか覚えてきおき、それを発音良く言えるように真似して練習しておくと、実際に口に出す時にも自信がつくと思います。発音チェックにはiPhoneのSiriも使えます。Siriの言語を英語に設定して、英語で話しかけ、それがきちんと認識されるかどうかで、発音を確かめるというわけです。
結論…
どっちが大事かと聞かれると結局は文法も発音も、英語で意思疎通をする上ではどっちも大事なのです。どちらが欠けても英語という言葉として成立しなくなってしまいますから、結局はどちらも頑張るのが実は一番の近道です。
注意点としては、文法は自分一人で学習することも可能ですが、発音はやはりネイティブの人たちと接しなければ会得することはできません。
そのために留学なりワーホリなりで英語の波の中に自分自身を放り込ませることは英会話習得への一番の近道と、特に海外経験をした人たちはみんなそう言うでしょう。
以上、今回は英語の文法と発音どちらが重要か、についてお書きしました。