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海外でお世辞、謙遜という文化はあるか?どう対応したらいい?日本とアメリカの比較から2017.11.24
Photo by Shawn Arron ― Happy / modded
外国人は社交辞令的なお世辞などを言わないと言われていますが、果たしてそうでしょうか?
多少なりとも気を遣って会話をしているのでは…という疑問を抱いた方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、海外にはお世辞を言ったり謙遜したり遠慮するという文化はあるのだろうか?そして自慢をしても嫌味にはならないだろうか?といったことについてお書きします。
海外ではお世辞を言うの?
これはアメリカ人の場合ですが、あまり親しくない人には「今日の服似合うね」「その髪型可愛いね」などの社交辞令程度のお世辞はよく言います。まぁ「いい天気ですね」みたいな日常会話みたいなものと捉えておきましょう。
ホームパーティなどのお誘いも、社交辞令の場合が結構多くあったりするので、日本と同様にちゃんとお誘いを受けない限りは、社交辞令と判断した方がいいでしょう。
あくまでもコミュニケーションのうちの一つなのであまり真に受けたり調子に乗ったりしないように気を付けましょう。
逆に親しい間柄の人にはびっくりするくらいズバズバと言う事がありますw でも、それは良かれと思って言っているのであまり気にしないようにしましょう。
いずれにしても、アメリカ人は個人の個性を尊重する人が多いので、自分とは合わない部分があっても気にしませんし、それで評価することもありません。ですので、悪い部分よりも良い部分を褒めてくれる場合が多いので、そういう時は素直にお礼を言っておきましょう。
もちろん、これは筆者が経験したアメリカ生活の中から見たアメリカの人たちのお世辞の言い方に対する印象ですので、国が変わればお世辞に対する考えも変わるということは覚えておいてください。ひとつ言えるのは、日本でのお世辞の感覚がそのまま海外でも同じだとは限らないということですね。
日本人は遠慮し過ぎ?
前出のように、服装や髪型を褒められた時にどう返しますか?
恐らく大半の日本人が「そんなことないですよ~」といった謙遜の言葉を返すのではないでしょうか。
しかし!アメリカ人はそんなことありません。素直に「ありがとう!」と返答します。つまり、褒められたら謙遜や遠慮はせずに素直にお礼を言うのです。わかりやすいですよねw
と、言うよりむしろ日本人が遠慮や謙遜し過ぎなんでしょうね…
また、本人が本当に良くないと自分が思っていたら、そんなことはないけど、褒めてくれてありがとうね。というように返事をすることもあります。
こうして見てみると、アメリカ人は何に対しても正直な意見を言うというのは間違いで、結構社交辞令も使うし、お世辞も言う事がわかると思います。
どこまで自慢はしてもいい?
日本では自慢はひんしゅくを買ってしまう、あまり聞こえの良くない行為ですが、海外ではどうなんでしょうか。
アメリカ人は結構自慢します。自分の事も少し大げさに表現することはよくあることです。それを非難する人はほとんどいませんが、あまりにも自慢が過ぎると、陰で悪口の笑い話にされることはありますので、まあほどほどにしておいた方がいいでしょう。
特に自分の家族のことなどは、どんな家族でも良くほめたり良いことを言いますね。テレビなどでも見たことがあると思いますが、犯罪者の家族でもかばうような発言をするし、それを世間はヘンだとも思わないようです。家族だから当たり前という感覚なんだと思います。
以上のように日本とアメリカ、似た部分もあれば少し違う部分もあるのがわかったと思います。現地ではこれらの事を頭の隅にでも置いておけば、あまり大きなショックや間違いを犯さずに済むと思いますよ。
以上、海外でのお世辞や謙遜に関するお話をお書きしました。